先週は、ポケモン剣盾のチーム単位での仲間大会に初めて参加させてもらい、柄にもなくウキウキで臨んだ結果、2回戦であっさり敗退(しかもシード枠だったので初戦みたいなもの)。
チームに迷惑をかけてごめんなさい…と猛省しながら、今週もおすすめの新曲を紹介していこう。
※各楽曲紹介の末尾には、楽曲が収録されているアルバム(CD)や過去作のリンクを貼っていますので、さらに深堀りしたい方や、楽曲をモノとして所有したい方は是非そちらもチェックしてみて下さい。
Kroi – 熱海
まずは、約1年振りとなるニューアルバムが楽しみすぎる、kroiから。
最近のkroiの音楽性からは少し距離を置いた、ド頭のシンセサウンドや間奏部分のベースフレーズが想起させる昭和感(!)が懐かしくも新しく、要所要所で気持ちいい所へ持っていく流れは秀逸の一言。
MVも楽曲のテイストに寄せた形で作られており、ザラついた質感の映像だったり、タイトルの出方だったりからも醸し出される昭和感から、俺は一体何を見させられているのだろう…と少し思ってしまったが、メンバーの熱海旅行を楽しんでいる様子がなんとも無邪気で、次第に親近感を持っている自分に気付き、ハッとした。
いやホント、聴いてるとウットリしちゃうよな(歌詞より引用)
ヨルシカ – ブレーメン
2曲目は、ヨルシカの「又三郎」「老人と海」「月に吠える」に続く、文学オマージュシリーズから。
グリム童話の物語の一編「ブレーメンの音楽隊」をモチーフに制作されたこの曲は、それまでの文学オマージュシリーズのどれとも違う、カラッとした質感のロックソングで、サビ手前のカッティングギターがリズミカルで小気味よく、夏に聴くにはピッタリ。
文学オマージュなんだから歌詞にも注目しないとダメだろうということで、少しだけ歌詞の紹介を。
”ねぇ不甲斐ない僕らでいいよ
って誘ったのは君じゃないの”
”精々歌っていようぜ
笑うかいお前もどうだい”
”精々楽していこうぜ 死ぬほど辛いなら逃げ出そうぜ
数年経てばきっと一人も覚えてないよ”
抜粋した部分からわかる通り、「ブレーメンの音楽隊」を下敷きにしているとはいえ、動物と特定するような表現は皆無で、自分の駄目な部分をも全肯定してくれる内容は、聴き手の境遇に当てはめることができるくらいに柔軟な表現となっている。
「あなたも私も大したことないけど、別にそれでいいじゃん」と言ってくれているかのような、諦めとも楽観的とも取れる言葉の並びは、サウンド同様にカラッとした筆致で綴られており、なるほど「この曲に励まされた」というコメントが多いというのも頷ける。
これ、文学オマージュシリーズでアルバムとしてまとまったら、ものすごいコンセプトアルバムになるんじゃないだろうか…期待しかないわ。
coldrain – From Today
最後に紹介する楽曲は、coldrain(コールドレイン)の新曲を。
coldrainは、2007年に結成された日本のロックバンド。
やはり注目すべきは、2022年現在において、ハードなミクスチャーロックを頑なに奏で続けているという1点に尽きる。
90年代後半~2000年代に青春時代を過ごしていた私にとってはミクスチャーロックは無くてはならないものであり、Hoobastank(フーバスタンク)やLinkinPark(リンキンパーク)を彷彿とさせるエモくハードな音像は、聴くと拳を上げてしまいそうになるほどテンションが上がってしまう。
今回の楽曲もその例に漏れず、敢えて灼熱の太陽の下で聴いて「暑いわー!」と叫んでやろうかという衝動に駆られてしまった。(やるなら車内で、周りに迷惑をかけない方法をおすすめします)
涼しげなサウンドもいいけど、たまにこういうのも聴きたくなるんだよなあ。
あとがき
今週も、リリースされた新曲の中から個人的に気に入った楽曲を紹介していきました。
先週よりはメンタルが安定してきたからか、割と幅広いジャンルの曲を紹介できたように思う。
気になった楽曲は是非、視聴してみて下さい。
新しい音楽体験の一助となったならば嬉しい限りである。
それでは、また。
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