この記事では、w.o.d.を初めて聴くなら押さえておきたい、個人的におすすめな名曲を3曲紹介します。
w.o.d.は、現代的な解釈を加えつつも、頑なにグランジサウンドを鳴らし続ける稀有なバンドで、その清々しいほど自己を貫き通そうとする姿勢に魅了されるリスナーが急増中。
そして2024年10月
地道な活動が実を結び、ついにメジャーデビューが決定しました!
NIRVANA(ニルヴァーナ)やFoo Fighters(フー・ファイターズ)が好きなら聴いて損はありません。
1曲目 イカロス
■アルバム「感情」収録
爆音の野太いベースから放たれる不穏かつ破壊的なムードは、1990年代に流行したグランジそのもの。
ギター/ベース/ドラムという最小限の編成で鳴らされる想像以上の爆音サウンドに、気付けば頭を揺らしてしまい、日頃の鬱憤なんて全て吹っ飛ばしてくれます。
何も考えずに只々音楽に没入したい方には、迷わずこちらをおすすめします。
2曲目 馬鹿と虎馬
■アルバム「感情」収録
ギターフレーズが印象的な、彼らにしては珍しく邦楽ロックのエッセンスを感じる楽曲で、ノリのいい方なら思わず踊り出してしまうかもしれません。
また、どの楽曲にも共通して言えることですが、ドラムとベースの音が他のバンドと比べて圧倒的に大きく、ビートで聴かせようとしているところもFoo Fightersを彷彿とさせます。
ちなみに、2番のサビで「~1994…」と歌った後に「1994」へとスライドする展開はライブでは鉄板のセットリストとなっていますので、3曲目はその流れを踏まえて「1994」を紹介しましょう。
3曲目 1994
■アルバム「1994」収録
最後は、このバンドの代表曲である「1994」のライブバージョンを。
先に紹介した2曲に比べるとグランジ要素が希釈されていることもあって抜群に聴きやすく、本来であればこの曲から聴くのが正解なのかもしれませんが、ライブでは終盤に演奏することが多いので、この順番で紹介しました。
動画を見れば一目瞭然ですが、w.o.d.は超絶技巧や文学的歌詞と言った、テクニカルな要素を売りにすることなく、ひたすら熱量で直球勝負してくるタイプのバンドです。
それ故にライブでしか体感できない「魅力」があり、楽器同士のリズムのズレも「有機的な揺らぎ」つまりグルーヴとして、むしろ醍醐味に感じられるくらい、彼らの本気の演奏と堂々とした佇まいに圧倒されます。
今回紹介した楽曲が気に入られた方は是非、チケット入手困難な大物になる前に、彼らのライブを見に行くことをおすすめします。
w.o.d.メンバー
サイトウ タクヤ(G/Vo)
感情的なシャウトが持ち味のフロントマン。
彼が弾くギターフレーズは時にサイケデリックで、楽曲に起伏をもたらすアクセントとして機能する。
ライブMCでは、口数が多い方ではないが観客とコミュニケーションを取ろうとする姿勢が好意的。
Ken Mackay(B)
歪みまくりの重低音で楽曲を支える、このバンドの屋台骨。
彼がいなければw.o.d.サウンドは成立しないと言っても過言ではない。
音同様に体がデカすぎて、サイトウと距離をとりがち。
中島 元良(Dr)
文字通り、生命を削ってドラムと向き合う、このバンドの最年長。
ライブ中、とても苦しそうな表情で叩く姿が印象的。
SNSの更新頻度は一番高く、素顔は意外と陽キャ(かも)
w.o.d.のアルバム情報
Majar 1st ALBUM 「あい」
2024年10月23日(水) RELEASE!
01 My Generation
02 STARS
03 ネックレス
04 喜劇
05 あばく
06 Take It Easy
07 陽炎
08 2024
09 あなたの犬になる
10 エンドレス・リピート
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