Kroiはこれを聴け！ 名曲3選(+a)

この記事では、Kroiを初めて聴くなら押さえておきたい、個人的におすすめな名曲を3曲紹介します。

Kroiの魅力は何といっても超絶テクニックの応酬による圧巻のライブパフォーマンスで、どの曲もライブを体感してしまうと、その秀逸なアレンジと熱量故に原曲では物足りなくなってしまうこと必至。

彼等自身もそのことを重々承知しているようで、公式youtubeチャンネルでは、各楽曲のライブバージョンが惜しげもなく公開されているのもリスナーにとっては嬉しいところ。

Jamiroquai(ジャミロクワイ)やNulbarich（ナルバリッチ）が好きな方には間違いなく刺さりますので、是非一度、騙されたと思って聴いてみて下さい。

1曲目　Juden(ライブver.)

まずは挨拶代わりの1曲、ということで「Juden」のライブバージョンを紹介します。

「Juden」は、終始ハイテンションで行われるセッションと、それに引っ張られる事なくビートを維持し続けるドラム、耳に残るベースのフレーズ、狂ったように叩く(？)コンガなど、Kroiの魅力が詰まった楽曲です。

また、このテイクでは途中で各楽器のソロパートが用意されているので、Kroiの卓越した演奏技術を楽しみたい方にも断然おすすめです。

2曲目は一旦クールダウン、少しゆったりした曲を紹介します。

スムースなベースラインと控えめながら浮遊感を与えるキーボードを主軸として作り出す音像は、古の名盤である「The Return of The Space Cowboy 」時代のJamiroquaiそのもの。

わかりやすく盛り上がる展開は用意されていないものの、それ故に聴くシチュエーションを選ばない、隠れた名曲です。

3曲目は、ライブの最後に演奏されることが多い、Kroiの代表曲「Fire Brain」のライブバージョンを紹介します。

やはり、Kroiはライブが最高にかっこいい！
楽曲のリリース時はあくまでプロトタイプ、ライブで披露する度に試行錯誤を繰り返して成長させていく、という彼等のスタイルがこの曲では如実に感じられます。

まずスピードからして全然違い(ほぼ倍速！)、間奏パートは即興でやりたい放題、とはっきり言ってMV時の原形を留めていません。

しかし、どんなに破綻寸前になったとしても重要な場面ではしっかりと「戻ってこられる」力がある、だから何度でも「挑戦できる」、これがKroiの最大の強みではないかと思えるテイクです。

※動画終盤で武道館ライブを告知するMCを挟みますが、その後に感情を爆発させた歓喜のセッションが控えてますので、途中で切らずに最後まで見ることをおすすめします。

現代における、邦楽アシッドジャズの代表格と言っても過言ではありません。