梅雨が明けて、記録的な猛暑日が続いたと思ったら次は台風とは…何とも急な展開が続いているが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、相変わらずポチポチやっているわけだが、たった一回の外出で体調が悪くなって半日寝込んでしまうという、何とも貧弱で情けない一週間を送ってしまった。
まあ、過去の事を振り返りすぎるのも良くないので、ここで気持ちを切り替えて、今週もリリースされた新曲の中から個人的に気に入った楽曲を紹介していくとしよう。
※各楽曲紹介の末尾には、楽曲が収録されたアルバム(CD、レコード等)や過去作のamazonリンクを貼っていますので、深堀りしたい方や、モノとして所有したい方は是非チェックしてみてください。
【超学生】Untouchable
まず一曲目に紹介するのは、超学生(ちょうがくせい)が発表したこちら。
その前に「超学生」の紹介を少しだけ。
超学生は、2020年からYouTube上で楽曲を発表し続けているシンガーで、ラジオ「オールナイトニッポンX」のパーソナリティを務めたり、FM802でのゲスト出演を果たしていたりと、既に若者にとっては注目の的になっているのだが…すいません、初見でした。
その楽曲はというと、冒頭から数秒した辺りで、なんか聞き覚えのあるフレーズがループされて耳が引っ張られる。
これは…DISCLOSURE「WHEN A FIRE STARTS TO BURN」やん!
思わず鳥肌が立ってしまった。この時点でセンスを確信。
フレーズを足していきながら徐々に盛り上がっていくEDM的な展開も好印象で、サビの「ムリゲー、ムリゲー!」と叫ぶパートは無意識に歌ってしまいそうになるほどキャッチーに聴こえるから不思議である。
オフィシャル写真のマスク越しからでもわかるくらい端正な顔立ちや、サムネ画像やMVのドギツさ(おじさんの顔したキノコって!)から察するに、まあ人気出そうだよねってちょっと斜に構えていたのだが、これぞ聴かず嫌いになるのは勿体ないってヤツだった。
英語圏のEDMが好きな方には特におすすめ。
※サンプリング元のDISCLOSUREについては過去に執筆していますので、興味がわいた方は是非!
Calvin Harris – New Money (Official Audio) ft. 21 Savage
続いては、ニューアルバムが楽しみすぎる、Calvin Harrisからのリリース第2弾を。
今回は21Savageを客演に迎えた、ベースとピアノに乗せて終始21Savageが抑揚なく淡々とラップしているという、いつもよりレイドバック(ゆったりとした雰囲気)に寄せたトロピカルハウスといった音像だが、合間で聴こえるギターフレーズが実に効果的なアクセントになっており、ボーカルパートが無くても十分に飽きさせない楽曲に仕上がっているのは見事という他ない。
もう、何も考えたくない仕事終わり、只々いい音に耳を委ねて寝落ちしたい、そんなお疲れの方におすすめである(聴いた後は、しっかりと休んでください)
※Calvin Harrisのリリース第1弾についての記事はコチラ
iri「STARLIGHT」
最後は、私が大好きな声質の持ち主、iriの新曲を紹介。
サッポロ生ビール黒ラベルによるWEBコンテンツ「Star Lyrics」の第2弾として書き下ろされたこの楽曲は、早いBPMの極めて明るいループサウンドで、繰り返されるフレーズに乗せた力強い言葉の数々はiriの真骨頂だが、この曲ではあまり力まずに自然体で歌っているように感じられて、思っていた以上に聴きやすい。
MVも灯台の光が巡回している中を何周もランニングする人影が、その静かな決意を示しているかのようで、一見なんてことのないシチュエーションなのに、楽曲との親和性の高さも相まってグッとくるものがあり、聴き終わった後、少しだけ背中を押された気分になった。
最近、うまくいかないことが多かったので、こういう曲は刺さるんだよなあ…。
あとがき
今週もリリースされた新曲の中から個人的に気に入った楽曲を紹介していきました。
今週は自分のメンタルにだいぶ引っ張られた選曲になってしまったと反省しているが、誰しもそういう時期はあるよね…ということで大目に見ていただけると有り難いです。
それでは、また。
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