さて、梅雨に入った途端に各地で気温30°超えを記録するという、何とも突拍子もない一週間だったが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、ついにエアコンを解禁してしまった。いや、もう暑くて我慢できなかったわ。
そんな訳で、今週もリリースされた新曲の中から個人的に気に入った楽曲を紹介していくとしよう。
※各楽曲紹介の末尾には、そのアーティストの過去作(アルバム)のリンクを貼っていますので、もっと深堀りしたい方や、モノとして所有したい方は是非、そちらもチェックしてみて下さい。
Mrs. GREEN APPLE · asmi – ブルーアンビエンス
1曲目は、新体制で再始動したMrs. GREEN APPLEから、asmiをゲストボーカルに迎えたコチラ。
相変わらずのハイテンションなキラキラサウンドとMrs. GREEN APPLE節ともいうべき緩急自在なメロディーラインは健在で、夏に聴くにはピッタリ。
また、男性ボーカリストの中でも屈指のハイトーンボイスである大森元貴(vo.)とasmiの高くて甘い歌声は予想以上に相性がよく、曲の勢いが更に加速していくかのよう。
しかし、近年のリスナーは楽器のソロパートを飛ばす風潮があるらしいと聞くが、そんな中で果敢にもギターソロを入れてくる当たりが、デビュー当時から音楽的挑戦を続ける彼ららしくて、勝手に好印象。
今後、映画『ONE PIECE FILM RED』に劇中歌を提供したり、各地でのライブも決定しているとのことなので、ここからの快進撃はきっと無視できないだろうな。
カネヨリマサル【二人】
続いては、期待のガールズロックバンド、カネヨリマサルの新曲を。
歪んだギターサウンドを中心に据えた音像は、往年のパワーポップを踏襲したラブソングと言って遜色ないだろうが、特筆すべきは、あくまで飾らない言葉で表現された、ラブソングと呼ぶにはあまりにも遠回りな歌詞で、しかし、その飾り気のなさが令和の愛情表現なんだろうな、と少しエモくなった。
以前、リュックと添い寝ごはんの曲紹介でも触れたが、こういった楽曲というのは、今、その年齢の人が等身大で鳴らすから意味があるのだと思っているので、きっとこの曲を聴いた10代の子たちにとってカネヨリマサルは、自分にとってのチャットモンチーやアジカンのような存在になっていくのだろうなという期待しかない。
※過去記事はこちら
いや、マジで期待してるから、カネヨリマサル(しかしなんというネーミングセンスwww)
yonawo – After Party
最後に紹介するのは、yonawo(ヨナヲ)がリリースした、チルな一曲を。
yonawoは、2017年に福岡県で結成された4人組のバンドで、FUJI ROCK FESTIVAL’22【荒谷翔大(vo.)名義】やSUMMER SONIC 2022への出演が決定している、今年要注目なバンドの一つ。
※私はこの曲で彼らを知りました。
果たしてその音はどんなものかと聴いてみると…意外や意外、ゆったりとしたビートと、肩の力の抜けたボーカルには余裕すら感じられる、都会的でありながらもどこか浮世離れした音像で、なんだかとても大人っぽい。
なるほど、これが「寝る前に聞きたい”ベッドタイムサウンド”」の正体か!
※公式HPより引用。このバンドのコンセプトらしい。
ちなみに、バンド名の由来はメンバー共通の同級生の名前から拝借したらしく、カネヨリマサルといい、yonawoといい、我々にはない感性を持っているに違いない。
あとがき
今週もリリースされた新曲の中から個人的におすすめできる楽曲を紹介していきました。
気になった曲が見つかったのなら、是非一度聴いてみてください。
きっと、今まで知らなかった新しい世界が広がる…かも。
それでは、また。
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