Official髭男dism – Subtitle
まずは、髭男ことOfficial髭男dism の新曲を紹介。
初めて聴いた時、今までの彼らとは違うアプローチを感じたと同時に「あ、またバズるな」と直感した。やっぱこの人たちスゴイわ。
これまでのシングルには必ずあったイントロが取り除かれ、静かなボーカルから始まる流れにより、聴き手はピアノの旋律に対して過剰とも言えるほど詰め込まれた歌詞に意識が向けられ、その「足し過ぎた熱量」をひしひしと感じ取ることができる。
歌詞の内容は「過剰な愛」に対する「葛藤と試行錯誤」がテーマになっており、サビに向かうにつれて言葉数は少なく、それに反して音が厚みを増していく(言葉を音に変換していく)展開はさながら「愛情の適正化」を表現しているかのようで、多幸感とも解放感とも違う、従来のバラードにはないエモさがたまらない。
この見事なまでの拗らせぶり…あなたにも思い当たる節の一つや二つ、あるんじゃないだろうか?
因みに、フジテレビ系木曜劇場『silent』の主題歌に書き下ろされた楽曲で、ドラマも楽曲同様、切ない展開が待っていそうな雰囲気…ノーマークだったが、ちょっと見てみたくなってきたな。
The 1975 – Oh Caroline
続いて紹介する楽曲は、The 1975の約2年振りとなる待望のニューアルバムから。
原点回帰を予感させる美しいバンドサウンドは、そのままアルバムのテーマとなっており、ボーカルであるマシューのインタビューによると「The 1975のサウンドとは、どんなものなのかを考えながら作った」とのこと。
賛否両論を巻き起こした前作『仮定形に関する注釈』とは大きく違った方向性であることはこの曲を聴くだけで明白だろう。
※因みに私は前作も大好き。
あのキラキラとしたロックがアルバム全編を通して聴けるというのは喜ばしいニュースだし、たまにはわかりやすくリスナーに寄り添った音楽もいいよねってことで、(音楽的嗜好が)2週目に突入したThe 1975から今後も目を離せない状態は続くだろう。
DENIMS - FUTARI (feat. AYUNi D)
最後は、意外とも言える組み合わせが話題のこの楽曲を。
なんと大阪が誇るDIYバンド(失礼)DENIMSが、あのアイドルグループBISHのメンバーであるアユニ・Dを客演で呼ぶ日が来るとは夢にも思わなかった。嬉しい!
とは言え、楽曲自体は奇をてらうことなく、いつものDENIMSらしいサウンドで彼女を出迎えていて、そのどこか牧歌的で温かみのある音像に乗せたアユニ・Dの歌声が絶妙に噛み合い、終始、耳が幸せな状態。
これでええねん、いや、これがええねん。
MVもお洒落過ぎずに程よく力の抜けた仕上がりとなっているので、そちらも要チェック。
※DENIMSの過去作についての記事はコチラ↓
あとがき
今回は、2022年10月17日までにリリースされた新曲の中から個人的におすすめな楽曲を紹介していきました。
記事を読んで、気になった楽曲がありましたら是非一度、視聴してみて下さい。
新しい音楽体験の一助になれば幸いです。
それでは、また。
コメント