この記事では、chilli beans.を初めて聴くなら押さえておきたい、個人的におすすめな名曲を3曲紹介します。
chilli beans.は一見すると、俗に言う「ガールズバンド」のように見えますがその実、バンドサウンドを基軸としながらもジャンルを軽快に横断するミクスチャーロックバンドと捉えた方が的確でしょう。
その最大の特徴は、楽曲ごとで変化するサウンドの多彩さで、曲によって彼女等の違った面が垣間見えるようで、聴いていて楽しい気分になれます。
Red Hot Chilli Peppers(レッド・ホット・チリペッパーズ)やChvrches(チャーチズ)などの楽曲が好きな方には特におすすめです。
1曲目 rose feat. Vaundy
まず1曲目は、皆さんご存知Vaundy(バウンディー)とのコラボ楽曲。
実はこの二組、通っていた音楽スクールの同級生で、サビで展開されるそれぞれが培ってきた歌の掛け合いが最大の聴きどころです。
ちなみに、ライブでもこの曲は度々披露されていますが、Vaundyのパートも一人で歌いあげるパワフルなアレンジで、ライブでしか味わえない貴重な体験を用意してるのがなんとも心憎い。
2曲目 105☻
■アルバム「Welcome to My Castle」収録
続いて紹介するのは、印象的なベースのフレーズが先導する、ダークかつメランコリックなコチラ。
Moto(Vo)曰く、「いつもキャッキャと笑っているクラウン(道化師)の曲」とのことで、曲が進むにつれて、笑顔の下に隠されたドロッとした感情が少しずつ表出するようにスリリングな展開を聴かせてくれます。
少しひねくれた曲が聴きたい、なんて気分にピッタリの楽曲です。
3曲目 lemonade
アルバム「Chilli Beans.」収録
3曲目は、初期のchilli beans.を代表する楽曲であり、数ある楽曲の中で最もキャッチーなサウンドの「lemonade」を紹介します。
ライブでは鉄板の楽曲であり、その底抜けに明るい音像と素直に高揚感が高まる展開に、観客は当然の如く体を揺らし、サビでの「イヤイヤ…」というところでメンバーと一緒になって左右に横移動するダンス(!)は恒例行事です。
ちなみに、この曲でもVaundyがアレンジャーとして参加。
同世代による才能の共鳴(1曲目の「rose」)に繋がる「小さな火花」の瞬間が真空パックされたような、若さ溢れるサウンドを聴かせてくれます。
コメント