今週は、なかなかに難解な曲が並んでいる印象。
こじらせ系オヤジとしては望むところ、である。
それでは、気に入った3曲を早速、紹介していこう。
debbie · nishina
「ヘビースモーク」で彼女を知って以降、その動向が気になっていた、にしなの新曲。
リリースのペース早いね。
静かなピアノの旋律からからのギターの歪んだサウンドへ移行する展開が、彼女の抑揚のあるボーカルも相まって、切なさの中に激しい衝動が感じられる。エモい。
なんだかシンガーソングライターのイメージが先行しがちな気がするが、彼女の本質はきっとロック寄りなんだろうな…と思わされた。
Kroi – WATAGUMO
来ました、今年超注目バンドのEPから一曲。
アルバム出たばっかりやのにもうEPって、君たちもペース早いね。
そのバンド編成や音像から、しばしばSuchmosと比較されがちだが、ルーツミュージックを重んじたSuchmosに対して、あらゆるジャンルを取り込んだ上で美味しいところだけをを凝縮した「煮凝り」的な旨味がある、稀有なバンドと言えるだろう。
この曲もその例に漏れず、一筋縄ではいかない楽曲構成となっていて、個々の演奏技術に裏打ちされた跳ねたビートの上に、ゆったりとしたボーカルを乗せた、複雑なんだけど最高な曲。
MVも独特で、これまた一筋縄ではいかない感じがプンプンしている。
いいね、こういう尖った事をしているヤツ。
Yaffle-Grown
ポケモン25周年記念のコンピレーションアルバムに収録の、日本勢として唯一参加しているYaffleが手掛けた一曲。
イントロから「おお~!」と唸らせる、サンプリングされた元ネタの数々に圧倒されながらも、全体的な音像はあくまでHIPHOPの範疇に収まっているのは秀逸という他無い完成度。
そんな現代的なトラックで空音がラップし、yamaが歌う訳だから、一聴しただけでテンションが爆上がりになってしまった。
※自分が赤・緑キッズであることを加味すると、至極当然のリアクションか…。
また、歌詞にもポケモン関連のワードが散りばめられており、歌詞を追ってるだけでも十分に楽しい。
これを聴きながら、ランクマッチ(ポケモン剣盾の対人戦の呼称)をやってみたら、案外勝てるんじゃないかと思ったが…結果は散々だった。
メンタルも大事だが、やはりそれだけでは勝てないらしい。
最後に
音楽レビューをしている筈なのに、いつの間にかポケモンの事を熱く語ってしまった気がする。
いや、関連した曲が上がってるんだから今回はしょうがない。
興味が湧いた曲は、一度視聴してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
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