Kendrick lamarが起こしたあの熱狂から一週間、さすがにクールダウンしてきたので、この辺りで、また違った楽曲を紹介していきたいところ。なにせ世の中には本当にたくさんの音楽がありますから。
という訳で、今週も個人的に気に入った新曲を紹介していこう。
VIBRATION (feat. Kotetsu Shoichiro)
前作からおよそ4年振りのニューアルバムに収録されている、小鉄昇一郎を迎えたこちらの新曲は、tofubeats初期を彷彿とさせる、ループサウンドが基盤になった彼らなりのダンスチューンで、比較的ゆっくりなビートが心地よい。
前作のアルバムは、客演を呼ばずに一人で制作されていたため、どちらかと言えば内省的とも取れる楽曲が多く収録されていたが、今作では様々な客演を迎えて「鏡」というテーマを深堀りしていったコンセプチュアルな作品になっている、とのこと。
これは、アルバム通して聴き込むしかないでしょって感じ。
※ちなみに、このアルバムリリースのタイミングで開催された、5/21のPOP YOURS(HIPHOPの音楽フェス)でVaVaが「RUN」(tofubeatsの楽曲)を流した時はさすがに驚いたし、お洒落なフックアップにちょっと胸が熱くなった。
※VaVaは、tofubeats主催の企画「HARDOFF BEATS」に感動し、本人に連絡。その連絡が返ってきたことが切っ掛けとなり、楽曲制作をスタートしている。
maco marets & 藤原さくら – Moondancer
2曲目は、ゆったりと聴ける繋がりでmaco maretsの新曲を。
意外に思うかもしれないが、maco maretsと藤原さくらは同郷(福岡県)かつ同い年(1995年生まれ)ということで、ファンからしてみれば待ち望んでいたコラボレーションとなっている。
肝心の楽曲についてだが、maco maretsの得意とする心地よいチルなトラックに、藤原さくらの気怠さ漂うボーカルがとてもよくマッチしている。
MVも非常に凝った作りで、映画「A GOHST STORY」のようなシーツを被った二人が夜明けまで踊り明かすという展開になっており、楽しそうなのだけれど儚さも見え隠れする映像は、グッとくるものがある。
おススメのシチュエーションは、深夜にバルコニーでアルコールを片手に、というのが鉄板だろう。
ネクライトーキー「君はいなせなガール(feat.日本松ひとみ)」
最後に紹介するこちらの楽曲は、ネクライトーキーから。
相変わらず、もっさ(Vo.)による無邪気さを伴ったハイトーンボイスを軸としたキャッチーなメロディーはそのままに、要所要所で楽器同士のセッションパートが挟まれていたりと、先の読めない展開は聴いていて飽きることがない。
それにしても、曲名のfeat.で書かれている「日本松ひとみ」って誰?…となったのだが、もっさ(Vo.)とは違う艶のある歌声はどこかで聞いた覚えが…あっ!東京カランコロンの「せんせい」やん!…と古の記憶が一気に呼び覚まされた。
遠い昔、音楽フェスでデビュー間もない東京カランコロンのライブを見た事があった俺は、解散後の動向を全く把握していなかったため、なんだか懐かしくなって「16のbeat」を聴き直してしまったのであった。
※過去に東京カランコロンについて執筆した記事がありますので、気になった方はそちらも是非。
最後に
今週も、リリースされた新曲の中から個人的におススメの3曲を紹介していきました。
先週とは打って変わって、全曲邦楽のセレクトにしてみました。この振り幅こそが雑食リスナーの真骨頂!という感じで読んでいただければ幸いです。
気になる曲があったら、是非一度視聴してみてください。
それでは、また。
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