RELEASED 11/7

楽曲レビュー

今週のリリース曲は、とにかくいい曲が多い。

メジャーどころから、あまり知られていないであろうアーティストの曲まで、である。

こんな豊作な中から3曲選ぶのは難しかったが、なんとか絞ることができたので、早速紹介していこう。

Post Malone, The Weeknd – One Right Now 

Post MaloneがThe Weekndと共作した新曲。

曲調はというと、R&BとフレンチEDMのハイブリッドを感じさせる、The Weekndのテイスト寄りではあるが、Post Malone自体が元々歌心のあるラッパーであるため、割とすんなりと馴染んでいる。

実は、DAFT PUNKとコラボして以降のThe Weekndが大好きなので、もの悲しさを孕んだハイトーンボイスとダンサブルなビートがないまぜになった、独特の雰囲気を相変わらず提示し続けてくれるのは、感謝しかない。

英語が分からなくても耳だけで十分楽しめる、グッドミュージック(敢えての日本語表記)。

マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」

まず、PVがずるい。

宇宙船の墜落シーンから始まり、そこから逃げ出した、宇宙飛行士と思われる、柄本時生の演技に引き込まれてしまう。

そんな壮絶なシーンに対して、ひたすらにシンプルな旋律から展開していく。

こういった引き算の美学を、このバンドがアプローチしてくるとは予想外だった。

もう、第2のユニコーンとは呼ばないし、呼ばせない。

歌詞も実に秀逸で、相手に対して「好き」とは一言も発していないのにこれだけ愛を感じられるのは、ひたすらに主観で語られる、満たされた感情を表現しているからではなかろうか。感動した。

あと、もう一つだけ。

曲が終わっても、PVを止めないで最後まで見て、聴いてほしい。

リュックと添い寝ごはん /東京少女

最近、勢いを増してきた3ピースバンド。

MINAMI WHEELでも大盛況やったらしいやん。

…ここで正直に言おう、この曲で知りました。

こういった3ピースバンドの青春ソングは過去にも数あれど、いつの時代にも、リアルにその世代(20代)を生きている人達が奏でることが重要なのであって、「~っぽい」とかは不問なのである。

「リアル」ってのは、そういうところに宿るものだ。

自分にとってのandymori、チャットモンチーが、今の若者にとってはこのバンドなんだろうな…としみじみさせられた。

未来は明るい、きっと。

以上、今週のRELEASEDから3曲を紹介しました。

興味が湧いた方は、是非、聴いてみて下さい。

それでは、また。

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